事業活動における取り組み
地域社会や環境に配慮した事業活動を行うことは、企業にとって必須のこととなっております。当社グループは以前から、省エネ活動や廃棄物削減などに取り組むとともに、森林整備など生物多様性に配慮した活動などにも取り組んでおります。
特にカーボンニュートラルに代表される、脱炭素社会の実現は、サステナビリティ経営において、重要な取り組みの一つであると考えており、脱炭素社会の実現とともに当社グループの企業価値を向上させる、グリーン成長に取り組んでおります。
カーボンニュートラル社会の実現に向けて
カーボンニュートラルに代表される脱炭素社会の実現は、サステナビリティ経営において重要な取り組みの一つであると考えています。
当社グループは、脱炭素社会の実現とともに企業価値を向上させるグリーン成長に取り組んでまいります。
グリーン成長を通じた企業価値向上
- ~2050年度
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カーボンニュートラル
の実現へ - ~2030年度
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再生可能エネルギー発電設備の新設
(累計20メガワット・50億円)CO2排出量削減
(2013年比▲50%)※サステナブルファイナンス
(2020年度以降累積1兆円)社用車のEVシフト(EV比率20%) - ~2023年度
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GXリーグへの参画
※Scope1、2が対象
| 課題 | 取り組みテーマ |
|---|---|
(中・長期的)
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テーマ1 脱炭素・再生可能エネルギーの普及促進 テーマ2 地域における連携とサポート強化 テーマ3 情報開示の拡充 |
(中期的)
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(短期的)
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事業活動における脱炭素の取り組み
省エネ・再エネ設備の導入
照明や空調機器などの省エネ化や再生可能エネルギー発電設備の導入など、ハード面での脱炭素化を進めております。
京都フィナンシャルグループMUKOUビル
京都府産業創造リーディングゾーン「ZET-Valley」の形成に向けた脱炭素支援拠点にふさわしく、外壁等の高断熱化や効率性の高い空調設備、LED照明の導入等による「省エネ」と、屋上や壁面等に太陽光パネルを設置し「創エネ」に取り組む建物として竣工しました。
なお、本建物は当社グループ初の「ZEB(ゼブ)認証」を取得しております。



太陽光パネル(屋上)

ソーラーカーポート

太陽光パネル(壁面)
脱炭素への取組として、車両は全てEV車両を配備。EV車3台、EVバイクを3台配備し、日々の営業活動に使用します。




敷地内にはEVカーシェア車両を1台配備。営業活動に使用するとともに、地域のインフラとして地元住民の方にもご利用いただけます。


Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギービル)の略称で、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物。
本建物は、高効率の空調機器の導入や照明のLED化により、約50%の「省エネ」、太陽光発電による約50%の「創エネ」によりZEB認証を取得しています。

東長岡支店
東長岡支店(2013年新築)は「CO2排出量ゼロ」を可能にした環境配慮型店舗として、環境省主催の「第5回 省エネ・照明デザインアワード(平成26年度)」の表彰を受けております。

東長岡支店

光ダクト

太陽光固定方向反射型トップライト

太陽光発電パネル

外付けロール
スクリーン

エアカーテン
再生可能エネルギー発電設備の導入状況
| 導入箇所数 | 発電能力 | |
|---|---|---|
| 太陽光発電設備 | 38拠点 | 404.11kw |
(2025年5月現在)
使用電力の再エネ化
2024年2月から、京都銀行本店等大規模拠点5か所において使用する電力を、京都府内で発電された太陽光由来の電力へ切り替えました。
営業車両の電動化
2024年3月に、EVバイク50台を導入し、ガソリン二輪車との入替を行いました。
社用車の20%をEVへ切り替える目標の達成に向け、使用電力の再エネ化と併せて進めております。
地域社会や環境に配慮した取り組み
気候変動以外の分野においても、廃棄物削減や森林整備、脱プラスチックの取り組みに加え、地産地消などの取り組みを進めています。
社内文書の再利用
これらの紙廃棄物を機密処理したうえで、トイレットペーパーへ再生し、京都府・滋賀県の公立小・中・特別支援学校に寄贈する取り組みを2001年より実施しています。2024年度は776校に対し、約27万巻のトイレットペーパーを寄贈しました。

制服の再資源化
この取り組みは、伊藤忠商事株式会社と株式会社レゾナックが共同で行う「ARChemia®(アルケミア)プロジェクト」を通じて行ったもので、アンモニア製造過程で化石燃料由来のエネルギーを使用しないためCO2排出を80%強削減できるなど、資源循環に加え脱炭素にも貢献する取り組みです。

社員食堂での地産地消推進
当社グループでは、京都府産の農産物を利用する「たんとおあがり 京都府産」や関西エリアでの特産農水産物を利用する「おいしい!KANSAI応援企業」制度に登録し、社員食堂での地産地消に取り組むとともに、卓上スタンドや特別メニューにより役職員への地産地消意識の浸透に取り組んでいます。

生物多様性への取り組み
生物多様性を保全する活動については、森林整備や営業店が主体となって参加する地域環境保全ボランティア活動などを行っています。
また、京都銀行がトップスポンサーとなっている、京都サンガF.C.が主催する「八丁浜ビーチクリーン」イベントに協賛しています。本イベントでは、小・中学校生向けに海洋ごみをテーマとした特別講演やビーチ清掃活動を行い、海洋プラスチック等の海洋ごみ問題への意識啓発に取り組んでいます。
これらの活動に加え、京都キャピタルパートナーズが運営するファンドを通じて生物多様性保全に取り組むベンチャー企業へ投資を行うなど、事業活動を通じた生物多様性への取り組みも進めています。